トビナナフシ日記

 2007年8月、猛暑の北海道で見つけた「シラキトビナナフシ」の飼育日記です。 見た瞬間、オオクワガタを採集したときのような感動がありました。 マイナーな昆虫ですがよろしくお願いします。

シラキトビナナフシの脱皮

 先週の土曜日(21日)は、ラッキーな一日でした。

いつものミズナラの林でシラキトビナナフシに出会えたからです。

それも一度に2頭。探してもなかなか見つからないシラキがです。

 

こんな感じの場所を一枚一枚目線辺りから数メートル上まで見ていきます。

この中に、シラキトビナナフシがいます。見つかりましたか?

ミズナラの木

画面中央の縦になった葉の真ん中の黄色いものです。

これが、何と初令から2令へ脱皮している最中のシラキトビナナフシだったのです。

日本でも自然の中で2令への脱皮を見た人はほとんどいないと思うくらいラッキーなことです。

自分で勝手に決め付けてますが、宝くじの1等に当たるくらいのことです。

でも1円にもなりませんが・・・。

 

これが、本邦初公開の野外での初令から2令への脱皮シーンです。(勝手に決めてます)

初令から2令への脱皮

すでに脱皮も終盤でしたが、見た瞬間感動しました。

尻尾が抜ける前に体を持ち上げ葉につかまりました。

シラキトビナナフシの脱皮

その後、10秒くらいで完全に抜け出ました。

シラキトビナナフシの脱皮終了

体が落ち着くまで30分ほど観察を続け、葉ごと採って見ました。

脱皮殻と2令シラキトビナナフシのツーショットです。

脱皮殻とシラキトビナナフシの2令

脱皮殻のアップです。

頭(右側)のほうから抜け出し、最後に尻尾(左側)を抜き出し脱皮が完了します。尻尾は長いのですが、殻では抜き出すときに殻がたたまさって短くなっています。

触覚がへろへろになっています。

脱皮殻

普通、脱皮は夜間に行われると思うのですが、これは昼間でした。

2令への脱皮シーンをめったに見られるものでないというのは、初令のシラキを見つけること自体が難しいのと、脱皮は夜間に多いので普通は見る機会にぶつからないからです。

本当にラッキーな日でした。

頭部のアップです。かわいいの一言!

シラキトビナナフシの頭部

1時間ほどの脱皮ショウでしたが、あっという間に時間が過ぎていきました。

 

この後、さらにシラキ探しを続行しました。

すると、別の木でまたもシラキトビナナフシが見つかりました。

シラキトビナナフシの2令幼虫です。大きさは約16ミリほどです。

シラキトビナナフシの2令幼虫

この2令幼虫は元気に動き回っていましたが、よく見ると左の前肢が基部からありませんし、右の触覚の先端も欠けています。

おそらく、天敵に襲われたか、脱皮のときに取れたかしたのだと思います。

現在、2頭とも飼育中ですが、2頭とも元気にしています。

成虫にまでなって卵をたくさん産んでくれると嬉しいです。

ラッキーな一日を過ごせたおかげか、今週は体調も回復し元気いっぱい仕事に精を出しています。

 

報告していませんでしたが、6月16にも2頭採集していますので、これで我家のシラキトビナナフシは全部で6頭になりました。 

 

 

 

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シラキトビナナフシの初令幼虫

 昨日は、最高気温が22度近くにまで上がり、空も晴れ、絶好のナナフシ日和でした。

昼からいつものミズナラの林に出かけ、ナナフシを探し出しましたが中々見つかりません。

 6月1日に初のシラキトビナナフシの初令幼虫を見つけてから1週間が過ぎましたが、この間、2日・3日・4日・5日・7日と林に通ってナナフシを探しまわりましたがまったく見つかりませんでした。

 昨日も、ミズナラ・コナラの木を1本づつ、葉の1枚1枚を見ながら探し続けました。

こんな感じのところを探していたとき・・・

ミズナラの木

 ミズナラの幹から出ていた枝の葉裏に小さな小さなシラキトビナナフシが見えました。

高さは5メートルくらいの場所です。

ドキドキしながらカメラを構えると葉の表側に移って行き見失ってしまいました。

慌てて網をかぶせてみました。

網の中には、ちゃんとシラキトビナナフシのこっこが入っていました。

シラキトビナナフシの初令幼虫1

天気が良かったので、はっきりと写っていました。

失敗したら大変と思い、露出を変えたりしながらたくさん写してみました。

シラキトビナナフシの初令幼虫2

動きが素早く、葉の上をうろうろ歩き回ってなかなか写すチャンスがありません。

止まっているときに一気に何枚も写しました。

シラキトビナナフシの初令幼虫3

目の前のナナフシを見ていると、1週間、何時間も探し回ったのがうそのように感じます。

フッと吹けば飛んでいきそうなくらい小さくてひょろひょろした姿が何ともいえません。

シラキトビナナフシの初令幼虫4

このあとも探し続けましたが、まったく姿を見せてくれませんでした。

おそらく木のかなり高い部分にいるので見つけられないのだと思います。

木の高さは20メートル前後はあると思われます。

ミズナラの林

 ミズナラの林を見上げると、この中からわずか12ミリのナナフシを見つけることに何の意味があるのかなぁ〜などと思ったりしました。

 見つけたナナフシは、我家に連れ帰り、前のななちゃんと仲良く育てていくことになりました。

 

 

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シラキトビナナフシのこっこ

 函館は、昨日からの雨が今日も降り続いていました。

シラキトビナナフシが気になって、昼過ぎから傘をさしながらミズナラの林に行ってきました。

林の中は、雨のため薄暗く、昆虫もほとんど葉裏に隠れて雨をしのいでいました。

ほとんど写真も撮ることができず、ナナフシも見つからず、それでも探し続けていると、雨が強くなってきたので、

あきらめて帰り道につきました。

それでもあきらめきれずに、ミズナラの多い道を選んで急ぎ足で車に向かっていたところ、道路の上に一瞬白いものが目に入りました。

3メートルほど過ぎてから気になって戻ってみると、そこには何と、探し求めていたものが歩いています。

間違いなく、シラキトビナナフシの幼虫です。

シラキトビナナフシの幼虫1

雨粒を体中につけて歩き回っていました。

5月からずっと探していたシラキトビナナフシの初令幼虫をついに発見しました。

傘をさしながら大急ぎで写真に撮ったのですが、光量がまったく足りません。シャッタースピードも1/20しかありません。

ミズナラの葉に乗せて車まで大事に運びました。

車の中で急いで写真撮影です。少しは明るくなりましたが、興奮して手の震えが止まりません。

シラキトビナナフシの幼虫2

色は、薄い黄緑色をしています。目と触覚の節の部分が黒くとてもきれいです。

シラキトビナナフシの幼虫3

ときどき得意の擬態のポーズもとっていました。写真には撮れませんでしたが、親とまったく同じです。

首もしっかりと回って、辺りを見回していました。

シラキトビナナフシの幼虫4

動きかたは親とそっくりです。

シラキトビナナフシの幼虫5

家に帰ってきて、1ミリ方眼紙の上に乗せてみました。

大きさは12mmくらいしかありませんが、体つきはしっかりとシラキトビナナフシそのものです。

シラキトビナナフシの幼虫6

さっそく、プラケースで住処を作ってやり、飼育スタートです。

うれしかったので、名前を付けてみました。

「ななちゃん」です。

うまく育ってくれるといいですが。

 

 

 

 

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