トビナナフシ日記

 2007年8月、猛暑の北海道で見つけた「シラキトビナナフシ」の飼育日記です。 見た瞬間、オオクワガタを採集したときのような感動がありました。 マイナーな昆虫ですがよろしくお願いします。

けあらし

 昨日は、連続の真冬日でした。
最低気温がマイナス12度を超え、連日のマイナス10度以下です。

 そんな寒い気温の中、仕事前に海岸でけあらしを見ました。

けあらし1

 北海道と本州の最短地点、 汐首岬方面の海面に、もうもうと湯気のように水蒸気が立ち上がっています。

これが、北海道でけあらしと呼んでいる冬の風物詩です。

けあらし2

けあらし3

 刻一刻とわき立つ様子が変化していきます。

けあらし4

 

 けあらしは、左手の函館市銭亀沢、戸井方面から汐首岬を越え、津軽海峡に広がっています。

このときは、すでに太陽も昇りきっていますが、気温はマイナス8度しかありません。

けあらし5

けあらし6

 津軽海峡の沖合いが白く見えるのは、「けあらしが一面に広がっているためです。

 

 この「けあらし」は、気温がもっとも低くなる日の出前後に多く発生します。気温が上がり始めると消散していきます。

 

 この「けあらし」が起きるのは、まず夜間に放射冷却で陸地の空気が冷やされます。

その冷やされた空気が重いために山から谷や川を伝ってゆっくりと海面に流れ出します。

海面上に流れ出した冷たい空気は、暖かい海水と触れ合うことによって蒸気霧を発生させます。

この蒸気霧がもやとなって沸き立ったものを、北海道では「けあらし」と呼ぶのです。

 

 この「けあらし」が現れやすい条件としては、冬型の気圧配置が緩みだして季節風が弱まった、マイナス10度以下の気温の低い日です。

 海水の温度と流れ込んだ空気の温度の差が15度以上あって、風速が2から4メートルくらいの弱いときによく起こります。

この「けあらし」が見られるくらい「シバレた」朝は、日中も穏やかな晴天になります。

 石川啄木の「一握の砂」で有名な大森浜から、函館山方向を望むと、まさに真っ青に晴れ渡った空が広がっています。

大森浜から望む函館山

  今回は、時間がなかったので、大森浜からの撮影でしたが、汐首岬の方面へ行くと、「けあらし」の中を進み行く漁船などを写すことができます。

 また、過去に一度みたことがあるのですが、日の出前の薄暗い津軽海峡を見下ろす高台から「けあらし」を見ると、海面全体が「けあらし」につつまれ、幻想的な世界が広がっています。

 一度、カメラに収めてみたいものです。

 


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氷の峡谷

 連続で氷の世界を載せてきましたが、今日は、氷の峡谷です。

グランドキャニオンのように氷の峡谷が広がる空間がありました。

光る氷の峡谷1

 刻一刻と光が変化していきます。

光る氷の峡谷2

この氷の峡谷は、湿地にかかる遊歩道の下に隠れて広がっていました。

湿地に広がる氷の峡谷1

湿地に広がる氷の峡谷2

 夕闇とともに、白と黒の世界に変わっていきます。

湿地に広がる氷の峡谷3

夕闇の氷の峡谷

 この氷の峡谷は、木の遊歩道の下、高さ50センチくらいの空間に一面に広がっています。

 どのようにして出来上がったのかはわかりませんが、まったく人に知られることもなく、グランドキャニオンのようにそこに存在していました。

 

 

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現在の函館の状況は、こちらから。(函館山山頂のHBCライブカメラ) 

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冬の小川

 今日の函館は、昨日以上に寒さの厳しい一日でした。
最高気温マイナス1.9度、最低気温マイナス11.6度、連続の真冬日です。

 それでも、北海道の他の地域からみると、まだ気温の高いほうです。
昨日は、旭川地方の江丹別では、マイナス33度を記録したそうです。また、同地方の士別という町では、最高気温でマイナス16度、とても人間の住む世界ではありません。
冷蔵庫の中のほうが暖かいくらいです。

 昨日の氷の世界に続いて、冬の小川の様子を載せてみました。

冬の小川

 小川の周りは、雪と氷の世界です。

霜柱が土を飲み込みながら、15センチくらいの長さに成長しています。

霜柱

 氷の中には、小石も閉じ込められています。

氷

 金色に輝く氷も見られます。

金の氷

 これから成長する氷の結晶です。

氷の結晶

 中には、空気を取り込んだ真っ白い氷の塊があります。

白い氷

 これらの氷たちは、氷点下の世界で、一日一日と姿を変えてひっそりと存在しています。

驚いたことに、最後の写真の中央に見える黒い点々は、ムラサキトビムシの集まりです。

氷点下10度以下の世界で生きているその姿には、自然の不思議を感じてしまいます。 

 

 

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